Bonjour!
前回はアームスメール花き市場を訪問した記事を書きました。
その日の午後はデン・ハーグで過ごしましたので、そのことについて記します。
2023年12月末にマウリッツハウスのみを訪問して(しかも天気が安定の曇り)、街歩きは初めてでした。
少しだけ街歩きをしたら、街の大きさや美しさにすっかり大好きになりました。夫曰く大使館エリアはもっと落ち着いていて良かった!とのこと。
デン・ハーグ(Den Haag)
首都はアムステルダムですが、行政機関や国際司法機関が集まる行政首都の重要な都市です。
国会(ビネンホフ)や首相官邸、王宮(ノールダインデ宮殿)があります。
さらに国際司法裁判所(ICJ)、国際刑事裁判所(ICC)、オランダ仲裁協会など多くの国際機関がデン・ハーグに本部を置いています。
美しい建築や歴史的な観光スポット、豊かな文化イベントなど多彩な魅力を持っています。
訪れる人々にとって、政治と文化が交錯するユニークな体験ができる都市です。
実際の旅程 5月10日(金)
Will’s Pancakehouse(昼食)
11:40 – 12:30 その日は朝5時半起きから活動していたので、とにかく1日が長い!
朝ごはんも食べていないので、パンケーキハウスへ直行。
Will’s Pancakehouse Gedempte Gracht 80, 2512 KB Den Haag, Netherlands
開店は朝10時。閉店は曜日によって、19−21時と異なるので要チェック。
とってもモチモチ!ここのお店が一番のお気に入り。
パンケーキといえば、アメリカや日本のような甘いふわふわを想像していた両親は、薄いパンケーキにびっくり。味も美味しく、見た目よりも量があるので大満足。
絶対食べてほしいポルフリッチェ(Poffertjes)。別腹ですから!
ライデンで通っていたところや義実家の近くのお店も、去年くらいからポルフリッチェの提供を辞めてしまっていたので、美味しいところを見つけられて嬉しくなりました!
マウリッツハウスまでの散策ルート
12:30-13:30
パンケーキハウス → パッサージュ(アーケード) → ホーフ通り → マウリッツハウス
街の中心地はコンパクト。お昼を食べて、街の散策と美術館に行って半日もあれば十分でしょう。
写真(左):手前からマウリッツハウス。政府機関の建物が集まる「ビネンホフ」。オランダ政治の中枢。
写真(右):反対側から撮影。現在は周辺で大規模な改修工事をおこなっているため、ビネンホフには入ることができない。
フェルメール 「真珠の耳飾りの少女」鑑賞
マウリッツハウスとは?
オランダの黄金時代の絵画を中心に、世界的に重要なコレクションを所蔵。
7世紀に建てられたクラシカルな建物。1644年に完成。もともとはマウリッツ・ファン・ナッサウ伯爵の邸宅として使用され、その後1822年に美術館として開館。
日本で大人気の画家フェルメールの「真珠の耳飾りの少女」(1665年頃)とデルフトの眺望」(1660-1661年)、レンブラント「テュルプ博士の解剖学講義」(1632年)と「自画像」などが間近で見られます。
アムステルダム国立博物館の膨大なコレクションから比べると、こじんまりとしています。
チケットを事前購入すると入館がスムーズです。
混雑を避けたい場合は、15:00以降、または月曜日に来館することが公式HPに書かれています。
2023年12月末に行った時は、ピーク時だったので予約入場ギリギリに敷地内へ入ることができました。
至近距離でゆっくり見られます。写真もOKですが、ぜひ目でゆっくり鑑賞してほしいです。
オランダは太っ腹なところがあって、「真珠の耳飾りの少女」の前は距離を制限するバー(手すり)がある程度。
それ以外は、一応停止線として金属製の平たい棒が床に埋まってるくらい。写真も撮り放題ですが、なかなか見ることのできないチャンスなので実際の目で楽しんでほしいところ。
個人的には「デルフトの眺望」が大好きです。今回もしばらくぼーっと眺めていました。その緻密な描写、光と影の巧みな表現は見事です。フェルメールの代表的な「青と黄色」の女性も描かれており、どんどん引き込まれた結果、絵に近づいて注意される人も。。。わかる、その気持ち!
アプリのダウンロード
スマートフォンをお持ちでしたら、マウリッツハウスのアプリをダウンロードすることをお勧めします。
作者名、作品番号、作品の名前を入力すると、日本語でオーディオガイド(音声)での説明が聞けるものもあります。
広くない館内ではありますが、フロアマップで作品の展示場所がわかります。
左は「フェルメール」と検索した結果です。
実際には作品の横にある。 マークの番号を入力して、案内を聞いてました
ぜひお勧めします!
その他の見どころ
ビネンホフエリア
マウリッツハウス美術館の横にある八角形の屋根は「首相執務室」。
美術館の左手をそのまま進むと「騎士の館」へ行けますが、現在修復工事が行われているため一部中庭に入れる程度となっております。
(2024年5月現在)
平和宮
国際司法と平和の象徴として、デン・ハーグにおける重要な建物です。国連の主要な司法機関であり、国家間の法的紛争を解決し、国際法の解釈に関する助言を行っております。平和宮図書館は国際法に関する世界最大級のコレクションを有し、研究者や法律家に広く利用されています。
一般公開されており、ガイドツアーに参加すると建物内部を見学できます。ツアーでは、平和宮の歴史や役割、建築の特徴について詳しく学ぶことができます。
公式HPはこちらから。(ビジターセンター、バーチャルツアーと各ツアーのページを選択できます。)
デン・ハーグ中央駅から約20分(公共交通機関)
ノールドアインデ宮殿
オランダ国王の主要な執務室として機能しており、日常的な事務業務や公務が行われます。公式行事として宮殿外国の賓客の歓迎式典や重要な公式行事が開催されます。外交儀礼や国家的な行事が含まれます。
ノールドアインデ宮殿自体は通常非公開であり、内部を見学する機会は限られています。ただし特別なイベントや公開日には、一般の訪問者が宮殿内部を見学することができる場合があります。
庭園は一年を通じて一般に公開され、歴史的な宮殿の雰囲気を楽しみながら散策できる場所として人気。
デン・ハーグ中央駅から徒歩約20分。
監獄博物館
かつての刑務所を利用した博物館で、オランダの刑事司法制度や刑罰の歴史を紹介する施設。当時の独房が保存されており、囚人がどのような環境で生活していたかを実際に見られます。拷問器具や処刑道具の実物が展示されており、当時の刑罰の厳しさが伝わってきます。ツアーもありますが人気なので事前予約をおすすめ。
公式HP(英語)はこちらから。
デン・ハーグ中央駅から徒歩約16分。
まとめ
マウリッツハウスの他にもまだまだ見どころが多いデン・ハーグ。
門外不出の「真珠の耳飾りの少女」「デルフトの眺望」は絶対見てほしいところ。
他にも可愛いカフェやレストランもありますので、半日は時間をとってゆっくり周ってほしいです。
デン・ハーグを再訪したときはアップデートしていきます♪
Bon Voyage!